グルーブストーブ斑
お待たせしました。
グルーブストーブの日記念モデルです。
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グルーブストーブ 斑
テーマはクレセントと燄の融合です。
アルコールストーブ史上最強の実用性のクレセントに燄の芸術性を組み合わせてみました。
燄加工するとグルーブがなくても微小な隙間ができるためアルコールが隙間を通って上昇してしまいます。
そのため内壁の上部を切り取ることで、クッカーを載せた時にアルコールの吹き出し口の空気を強制的に遮断し、クレセント機能を確保しています。
内壁の上部を切り取った分、外壁を伸ばすことで、内壁と外壁の高さを合わせています。
今回の加工で一番難しいのがこの内壁と外壁の高さ合わせです。
それ以外の加工は大して難しくないので安心して挑戦して下さい。
見た目でお分かりの通り、かなり使い込んでいます。
湯沸かし回数でいうと100回ぐらい使用しています。
おかげでいい感じで焦げ目がついて成長しました。
焦げの主成分はアルコールで溶けた缶の内側の保護塗装が燃え残ったものと思われます。
このまま成長を続けるか、どこかで切り上げるか思案のしどころです。
さらに焦げのちょい下に塗装が微妙に残っているのもお分かりかと思います。
塗装を剥がしている最中に修復不可能な傷を見つけると、とても不幸な気分になります。
今回の缶も剥がし作業がかなり進んだ時点で修復不可能な傷を見つけてしまい途方に暮れてしまいました。
ただ傷を良く観察すると塗装後についた打痕ではなく、塗装前に元々あった筋の様です。
つまり缶の製造過程でできた傷で、本来なら不良品として市場に出回らない缶と思われます。
せっかくの傷をうまく生かせないかと考えた結果、塗装を一部わざと残すことにしました。
なので名前が斑(はだれ)になってしまいました。
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