グルーブ数と風の関係
アルコールストーブ大好きの皆さん、お待たせしました。
禁断の解説ネタ連続第3弾「グルーブ数と風の関係」についてお届けします。
今回はそんなに長くないです。
ストーブ本体の上部で燃焼することのできる、
アルコール量は設計パラメータで決まっており、
グルーブ構造では過剰にアルコールが供給されていて、
余ったアルコールは自主的に回収されていると、
以前「グルーブ構造の秘密」で解説させて頂きました。
これが安定して成立するのは風が吹いていない無風状態のときとなります。
風が吹いている状態だと常に新鮮な空気が強制的に提供されますので、
ストーブ本体の上部で燃焼することのできる、
アルコール量が少しばかり増えることになります。
そのため本来余ったアルコールとして自主的に回収される一部が、
回収されずに燃えることになります。
つまり風が吹くと無風状態より炎が大きくなります。
(風で炎が自動で大きくなるのも加熱を続ける上では有効です)
グルーブ数が増えれば過剰に供給されるアルコール量も増えますので、
当然風によって流される炎も大きくなります。
グルーブ数を調子に乗って増やすと火炎放射器になってしまいます。
安全のためにもある程度の数で控えることをお勧めします。
個人的な感覚だと20個だと多過ぎです。
やはり最大でも16個くらいが適当な感じです。
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